13035587_953074961473491_1117218127_o今回のツアー、ありがたい事に各地で色んな人から色んな物を貰ったんだけど、一番驚いた物があって、それはあるファンがくれた交通安全のお守りでした。

いつも運転席のよく見える場所に下げていた。時に暴走して無理をしてしまおうとする自分自身に、この小さなお守りがブレーキを掛けてくれた。

待ってくれてる人達がいるから進まなければならない。だけど家族や仲間が俺達の帰りを待っているから絶対に生きて戻らなきゃならない。

『無事に帰って来て下さい』という誰かの願い。全然大袈裟じゃなくて、そんな声がこのお守りからいつも聞こえていた。

ありがとう。その声のお陰で無事にツアーを終える事が出来ました。

終わった後だから言うんだけど、ホントは一箇所か二箇所くらいキャンセルになるかもなって思ってた。

インフルエンザやノロウィルスが流行る時期だったし、時には前乗りしなきゃ間に合わない場所もあって、仕事の都合でメンバーそれぞれが別々に集合しなきゃいけなかったりと、到着出来るかどうかは運次第って場面が何度かあって。最悪のパターンはいつも想像してた。どうやって謝って取り戻すかなんて。

今はとにかく完走出来た事が嬉しい。誰一人待ちぼうけさせずに済んだ。そりゃそうだ。会いに行くよって言い出したのはこっちなんだから。

4/17(日)、新代田FEVER。旅の最終地点。このバンドが生まれ育った街。

朝8時に集合して、リハや物販の準備の合間を縫って、前回の『JOY』の会場盤の制作チームである、島君、ノボル君、ツッチーと流通盤のジャケットを撮影した。

これをもって、『JOY』の総仕上げ。後はダイボーイがそれを形にしてくれる。

流通盤のテーマは『FEVERの怪人』。

きっと面白いジャケットになると思うんで期待してて下さい。

撮影が終わったら雲行きが怪しくなって来た。

前日までの天気予報は曇りのち晴れだった。ツアーの最後まで雨が降らずに良かった。なんて安心してた。ところが。

会場に人が集まり出した頃に、ポツポツと雨が降り出した。

東京だし、FEVERだから、早くから大勢集まってくれるのはなんとなく分かっていた。

だから雨に降られるのだけは絶対に嫌だった。自分達で呼んでおいて、雨の中、外で並ばせるのなんてあり得ない。

最悪、準備が整わなくても全員中に入って貰うつもりでいた。その日のサプライズがバレたとしてもしょうがない。

空はギリギリの状態で我慢してくれていた。

後から聞いた話だと、まるでライブの開始を待つかの様に、台風みたいな風が吹いて大雨が降ったらしい。

そしてライブが終わると同時に、ピタリと止んで、青空に変わったらしい。

汗でびしょ濡れのまま、外に出た時のあの空の青さはこの先もきっと忘れないと思う。

そうだ。単位は書かないけど、例の450の件は、ライブ前の情報で、最終的には499だったらしいです(汗)。

一応報告まで。それより1が断念してしまったらしく、最後の最後でそれが悔しかったです。

時間を使ってせっかく来てくれたのに申し訳ない。

誰か分からないけど、感謝だけはちゃんと伝えたいから、これ読んでくれてたらいいんだけど。

とにかく。関係者にもお客さんにも、全員もれなく無理させちゃったけど、俺達の我が侭を聞き入れてくれて、我慢してくれてありがとうございました。

当日はLEF!!! CREW!!!がDJだけじゃなく、ライブをしてくれたり、シークレットのゲストとしてMOROHAが出演してくれました。

見え難かったから気付いてた人がどれだけいるか分からないけど、MOROHAのライブ開始まで、実はWSZ80はサンプラーやキーボードを使って『生演奏』してた訳です。

俺も初めて聴いたけどカッコ良かったなぁ。これからもよろしく頼むね兄弟。

MOROHAについては今や俺達より余裕で場数を踏んでるし、観る度にどんどん『強靭』になってるし、俺なんかが偉そうに紹介するのがもう恥ずかしいくらいで。

ステージ袖からお客さんの泣き顔が沢山見えて、4年半前に初めてMOROHAのライブ観た時の俺と同じ顔をしてて、『嗚呼、出てくれて良かったなぁ』って。

不思議なもので、ゲストで誰が出るかによって、どの会場も空気が全然違かったんだよね。思い返せばCurveもbachoもそれぞれ違った。当たり前なんだろうけど。

全部違かったけど、全部愛情だったから、その後に出て行く事に何の戸惑いもなかった。俺達はその愛情を受け取りに行っただけ。

俺達のライブはいつも通り。

8箇所ライブを繰り返して、8箇所分成長した姿を見せただけ。それを自然に観せれたと思います。良くも悪くも(笑)。

Star Soldier、Song Of Joyにはゲストにチェロの高橋淳子を招きました。

淳子ちゃんがいると曲が変わる。別物になる。それをみんなにも聴いて欲しい時があるから、これからもきっと一緒に演奏すると思います。

Song Of Joyでは初めてコーラスのmoeを招いて完全版を再現出来ました。

再現出来て一番嬉しかったのは多分俺だったと思います。歌詞を書いて、それをmoeちゃんに歌って貰って、それを隣で生で聴けた。

ステージ横、バーカウンター、PAブースには仲間のバンドマンや小さい子供が大勢集まってくれて、見守ってくれてた。

袖には前田さんが構えてて、PA席には阿相君が陣取ってる。

結局、最初から失敗する筈なかった。彼等は俺達のお守りだから。

西村さん以下、FEVERのみんなありがとう。お世話になりました。

POPOもRRもLFRも朝から大変だった思いますが、俺達の街を、みんなに紹介出来て良かったです。

良かったらまた昼間でもやらせて下さい。FEVERの目の前にある代田区民センターには児童館もあるし、今回のツアーで培ったこのアイデアがもっと広がれば、ライブハウスになかなか来れなくなった世代も呼び戻す事が出来るんじゃないかって思うんです。それを可能にする環境が新代田という街には揃っている。その可能性こそが、今回のツアーで得た最大の成果だと思ってます。音楽を身近にもっと。あらゆる世代に。

今回も長くなりました

5月は休んで、その間に準備して、6月から再び旅が始まる。

今度の旅も大変そうだけど、お守りさえ携えていれば大丈夫だと思います。

復活の呪文をノートに書き込んで、ひと休みしたら、モードはまた『ガンガンいこうぜ』で。

読んでくれてありがとう。

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