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去年もそうだったけど、俺達にとっては八食HSFLが終わるまでが『ツアー』。

だから今年も気合いが入ってた。

ライブをする事でしか返せない俺達バンドマンってヤツは、なんて惨めな人種なんだろうと思う。他になんも出来やしない。

結局、今回も借りだけ作っちまった。情けない。

 

まずは昼の部、夜の部と来てくれた人に感謝を。

八食の幕が上がった時のあの一面のタオルの光景と、ワンマンのスタソルで聴こえたみんなの歌声は、この先もきっと忘れないと思います。

一言、心強かった。だからこそ楽しんでやれた。

まだ正式にアルバム一枚出してない俺達があんなに受け入れられたのは多分みんなのお陰。

本当にありがとう。

 

八食については『俺達なんてホントまだまだなんだな』と思い知らされました。

共演者のアスファルトの地面が揺れる程の盛り上がり。

正直悔しかったけど、心地良い敗北感ではあった。

何故そう思えたかというと、答えは簡単。

俺達に足りないのは単純にファンの数だけであって、ライブの内容なら負けてないと思えたから。

要はキャリアで負けただけ。同じ数だけファンを増やせばいいのなら、後は時間の問題。

悪いけどそう思います。

今に見てろよ。

 

八食の本番が終わって、一旦ホテルに戻ってワンマンに向かう時の全員の死にそうな顔(笑)。

自分達で発案したくせにホントに疲れ切ってたな。

でも終わってみれば心からやって良かったと思えた。

やっぱり俺達の居場所はライブハウスで、野外のステージはご褒美みたいなもん。

暗闇と湿気と煙草の匂い。濡れ鼠のTシャツ。

みんなが帰った後のフロアでやっと旨い酒が飲めた。

乾いた喉に流し込むビールの味。ここは八戸か新代田か…

 

こうして八戸の地でも、新しくROXXという名の『ホーム』が出来た。

ライブをする度にホームが増える。

仙台ennの沼田さんと出会ったのも、去年、俺達が仙台のライブハウスを探していた時に八戸の女の子が繋げてくれた。

その縁に乗っかり実際ennでライブをしてみたら、嘘みたいに楽しかった。

それ以降、仙台で企画をやる時はennでって決めてる。

 

次にROXXに戻れるのはいつだろう。

ユキさんも俺達と同じで相当な音楽バカだ。

八食の期間中にROXXが開くのは前代未聞らしい。

嫌な顔一つせず、俺達の悪ノリに最後まで付き合ってくれた。

 

田村さんには去年に引き続き迷惑だけを掛けてしまった。

この人に感謝の言葉を言うのは自分が嫌になる。

ホントは結果だけを返したいのに何一つ出来てないから。

悔しいなぁ。

 

もし、またがあると思ってくれるなら、懲りずにまた面倒を見て下さい。

来年までの一年間、力は蓄えておきます。

 

これでやっと『東北のチームATATA』が揃った。

鉄壁の布陣。もう一人でも欠けちゃダメなんだよ。