CdbgS6RUMAEm5OGいつも気になってる事があって。

俺達の『好き』は何処まで誰かの『好き』になれるんだろう?

恩着せがましくなってないかな。自己満足になってないかな。一人くらいは共有してくれるかな。

言葉を駆使して、想いを込めて、いつかその『好き』が形になった時、一緒に喜んでくれるかなって。

今日まで、それの繰り返しだった様な気がする。多分これからも。


待ちに待ったTHA BLUE HERBとの2マンライブが終わりました。

MORTAR RECORDSの15周年(執念)のお祝い。

副題の『MY SPECIAL ONE』ってのは、店長の山崎君の願望を表したタイトルらしくて、一回目はeastern youthとdownyでした。

そして二回目が今回のTHA BLUE HERBと俺達ATATA。


執念っていうくらいだから、山崎君が本当に思い入れのある面子でやりたかったらしくて、三回目は考えてないらしい。

そんな大事なイベントに俺達を呼んでくれました。

俺達はTBHとやれて光栄だし、夢が叶って嬉しいけど、観る方にそれがちゃんと伝わるのか。

正直、当日まで山崎君自身もギャンブルだったと思います。

それが分かってたから、何とかしたかった。自分達の力不足は痛い程よく分かってるから、出来る事は全部やろうと思った。

子供みたいに無邪気にはしゃいで騒ぎまくって。二度と呼ばれなくてもいいから、この日だけはどうしても成功させたくて。

それを知ってか、PAの阿相君もツアマネの前田さんも黙って集まってくれました。

一介のリスナーだった俺達とヒップホップを繋げてくれた、マイメンSTERUSSも横浜から熊谷まで駆け付けてくれた。

彼等がいなかったら、昨日という一日もなかったんじゃないかって、俺達にとって、そういう存在。

ちゃんとライブ出来たのかは分からない。お客さんが沢山集まってくれて、みんなが暖かい目で見守ってくれて、拙くてもやるだけやれば、TBHがきっと一日を締めてくれる。

ただただ嬉しくて、言葉に詰まりました。ここにいれる事がただただ幸せで。それは全然大袈裟じゃなくて。

楽しかったなぁ。日が明けても湧いて来る感情はそれだけ。


山崎君お疲れ様でした。15周年おめでとう。今日までお互い色々あったけど、これからもよろしくお願いします。


自分達のライブが終わって、急いで着替えてTBHのライブを観た。

今まで何度も彼等のライブを観て来たつもりだけど、昨日のTBHはいつもとちょっと違って見えた。

『父性』というよりも、なんていうか『母性』に溢れていて、それは緑溢れる春の丘にいるみたいで、優しくて、包み込まれてる様な気持ちだった。

BOSSが『ATATA』ってシャウトしてくれる度に、何でか分からないけど涙が止まらなくて。

報われた気がしたのかな。分からない。ただ、好きな人に褒めて欲しくて、音楽を続けて来たのだけは確かで。

一生に一度かも知れないな。だからきっと今日は『ご褒美』なんだって。そんな事を思いながらライブを観てた。


ライブが終わっても、やっぱり緊張してBOSSとは上手く話せなくて。

もうこれでいいやって、一緒にライブ出来ただけで夢みたいじゃないかって。このまま宝箱にしまって家に帰ろうって思ってたんだけど、団長(マイナーリーグ)が気を配って間を取り持ってくれて、やっとちゃんと話せた。聞きたかった事が聞けた。文字じゃなくて、マイクを通してじゃなくて。嬉しかった。

とりあえず昨日ほど団長の事が頼もしくて、羨ましいと思った事はなかったです(笑)。


案の定今回も長くなりました。

冒頭の写真はHAYACHIN君から。ありがとう。墓場まで持って行きます(マーシー写ってないけど)。

ってかこの写真、数年前には誰も想像出来なかった。気の合う仲間とバンドを始めたら、5年後にTHA BLUE HERBと同じステージに立っていた。


未来は誰にも予期出来ない。それでも一つだけ言える事があって、音楽は必ず行きたい場所と会いたい人に会わせてくれるって事。

音楽というの名の下。信じよう。これからも。それだけを。

読んでくれてありがとう。

“まだ夜は長い あの夜は忘れがたい”

https://www.youtube.com/watch?v=3wooVNSWi5w