TBHR-_Sまずは個人的な話。

俺、ATATAに誘われるまで、本気でラッパーになろうとしてたんすね(その時点でもう35歳でしたが)。

その頃はもうバンドに疲れてしまっていたし、それ以上にその頃はHIP HOPばかり聴いていた。『これからはメロディに囚われず、ビートの上で自由に言葉をスピットしたい』って。

なので、バンド結成当初はその『ラッパーになりたい自分』と、『またボーカリストに戻ろうとしてる自分』との間で葛藤があった様に思います。

その葛藤を埋める為に、『歌いながら韻を踏む(ライム)する』という今のスタイルが出来上がりました。

そしてその後、ATATAで色んなラッパーとライブで共演したり、作品で共作する内に、その葛藤はなくなり、今ではそんな自分のスタイルを誇れる様になりました。

これなら俺にしか出来ないだろうと。フリースタイルは出来ないけど、ライムしながら俺は歌えると。


話を最初に戻します。

THA BLUE HERBと2マンする事になりました。

手引きしてくれたのは、マイメンのモルタルレコードの山崎君です。彼が営むモルタルの15周年を祝う為のイベント。その重要な一日に呼ばれました。

いつの日か共演したかったTBHと。

この前のラジオでも話したけど、俺達は移動中の車の中で、よくTBHを聴きます。全員ファンだってのは勿論、移動中はブレイクビーツが気持ち良いのと、これから見知らぬ土地にライブをしに行く上で、BOSSのリリックが背筋を伸ばしてくれるからで。『お前はそんな遠くの街まで何しに行くんだ?』って。そう言われてる気がして気合いが入る。

そういえば初めて『孤憤』を聴いた時の事を思い出します。

『腑抜けたラップを聴く暇があったら、俺は真っ先にSIONを聴く』。

ヒップホッパーがSION?俺もSIONを聴いて育った。SIONの歌詞に鼓舞された。だからよく分かった。この人は信じられるなって。

たいした事じゃないけど、3年半にはこんな事があった。

前回のファーストを出した時の時の福岡のライブで、近くのライブハウスでTBHもライブがあった。全員で親不孝通りを歩きながら、『いやぁBOSSと会えるかもねー』なんてワイワイ話してたら、目の前のビルの階段からその本人が降りて来た。全員から出た言葉は言葉ではなく、声にならない『ああ!』という叫び声。全員もれなくただのヘッズだった。

その後、いつもの調子で図々しくアルバムを渡しに行って軽々しく話したり、共通のラッパーの仲間もいるので、他の現場で会ったら『BOSS君!』と声を掛けたりする様にはなった。

でも、共演はきっと出来ないだろうなって、なんとなくそう思ってた。あったとしてももっと先だろうと。少なくても『タイマン』張るには俺もバンドもまだまだなんじゃないかって。

それくらいの強い相手だと思ってる。今も。

受けなきゃ良かったかもって、このブログを書きながら、今も本当にそう思ってます。

それでもやってみたいっていう興味の方が勝ってしまった。

そんな人は多分いないと思いますが、知らない人はどの曲でもいいので、一度TBHを聴いてみて下さい。こんな胸に刺さるリリックを書いてラップする人達と2マンする事になったんです。



楽しみだけど怖いです。簡単にやられちゃうんじゃないかって。何しろこっちは彼等の曲を聴きながら日々を過ごしてる。

この気持ち、分かって貰えるかな。個人的にも同じマイクを持つ者として、一番の強敵が現れたんです。

勝機はあるのかな。ホントは勝ち負けなんてどうでもいいから、初めて一緒に共演する憧れのラッパーの前でいいライブがしたい。『なかなかやるじゃん』って言わせたい。

そうすれば、呼んでくれた山崎君にも顔が立つ。出演する以上はいいイベントにしたいです。


長くなりました。これを読んでくれた親愛なる貴方。貴方が今何処にいるか分からないけど、今回ばかりは3/13に熊谷に集まって下さい。見守るっていうか、立ち会って、見届けて下さい。多分、彼等と2マン出来る機会なんてもうないと思うから。

こてんぱんにやられるか、ラスボス相手に意外と渡り合うか。俺達にとっての巌流島を『現場で』確認して欲しいです。

チケット販売、メール予約の開始は1/18(月)からです。ホントは今にでも受付けたい気持ちでいっぱいだけど、俺達の企画ではないので、1/18まで待ってて下さい。


どんなライブになるのか。

多分、共通項があるとしたら、お互い『アンダーグラウンド』をレップしてて、『インディペンデント』だって事かなと。これだけは俺達も譲れない。

向こうに言葉とビートがあるならば、俺達にはアンサンブルとグルーヴがある。

そして俺にもし勝機があるのなら、それは一度捨てようとした『メロディ』なんじゃないかと思います。


THA BLUE HERB。心から尊敬してるから、3/13は捨て身の覚悟で青コーナーに立ちます。

どうか、観に来るみんなも全力で。

よろしくお願いします!



  • 2016.3.13 (日)
  • 熊谷HEAVEN’S ROCK VJ-1
  • MORTAR RECORD Presents
  • -[15執念企画] MY SPECIAL ONE#2-
  • open 17:30 / start 18:00
  • adv 3,500yen / day ???yen
  • w/ THA BLUE HERB
  • Ticket Information
  • ※メール予約は終了しました。
    NOW ON SALE!!!
    ・LAWSON (L:71683)
    ・e+
    ・MORTAR RECORD
    HEAVEN’S ROCK VJ-1 048-524-4100
    CY6A-cfUsAA8Ljo