俺の好きなライターの人が言ってた言葉があって、いつも企画をする時に頭の片隅でそれがループしてる。
『誰かを水辺まで案内する事は出来る。だけどその誰かが実際に水を飲むかどうか(喉が乾いてるかどうか)はその人次第なんだ』。
誰かが興味を抱く言葉、説明、表現。排他的じゃなく、選民的じゃなく、通りがかった人を手招きする様な。
The Sound Of Fury #21、楽しんでくれたみたいでありがとう。
嬉しかった事。出演者同士が繋がった事。それぞれのファンが繋がった事。そしてLEF!!! CREW!!!を送り出せた事。これに尽きる。
もっと言えばダブジャブでFootworkのサークルが出来た事。テキーラが8本空いた事(史上最高)とかも。
ジャンルの壁を取り払おうなんて思わないし、色んな音楽が好きだからむしろジャンルはあった方がいい。
共演者それぞれがそれぞれの音楽表現をレペゼンして欲しいのだ。そのお互いのプライドを確かめ合いたくていつも声を掛けてる。
それともう一つ。
LEF!!!のレコ発の〆はどうしても俺達で仕切りたかった。
このTSOFであいつ等のツアーを終わらせたかった。
一回目からLEF!!!と俺達でTSOFを一つ一つ積み上げて来て、それがファンの間で浸透される様になって、今じゃ何も言わずに歓迎して楽しんでくれるまでになった。
勿論、FEVERじゃなかったらこんなに上手く行かなかったと思う。
俺達のホームなんだ。マジで。
誰かがもし喜んでくれたら嬉しくなるし、もし喜んで貰えなかったらきっと次なんてやろうと思わない。
それの繰り返し。
面子を揃えた時点でいつも俺達の役目なんてほとんど終わったって思ってる。
後は来てくれた人が勝手にやってくれるだろうって思うし、今日までの21回はまさにその積み重ねだった。
とりあえずTSOFは今回で年内最後。どうしても紹介したいDJやバンドが揃った時にまたやります。
誰もが知ってる『鉄板の面子』なんてつまらないでしょ?
音楽に出会いと発見をもっと。
ありがとうございました。